DEPP工法研究会は、1989年に開発された合成樹脂製の人工ドレーン材を用いた液状化対策工法であるDEPP工法の普及と技術の向上を目指して、1991年に設立されました。DEPP工法は、人工ドレーン材を液状化対象地盤に静的に圧入して地盤の透水性の改善を図り、地震時に発生する過剰間隙水圧を速やかに消散させ地盤の液状化を防ぎます。サンドコンパクション工法に代表される密度増大工法と比較して、施工時の騒音・振動が極めて少なく、地盤を固化させないため環境性にも優れた工法です。
工法実用化以来、日本各地の港湾・臨海部を中心に80件以上の採用実績があり、打設本数は約25万本、打設総延長は300万mに上ります。DEPP工法で液状化対策がなされた施設では、十勝沖地震(2003)や東北地方太平洋沖地震(2011)の発生後も液状化の被害は確認されず、本工法による対策効果の確実性が証明されました。
当研究会では、このように豊富な施工実績を有するDEPP工法が、地盤の耐震対策を必要とするより多くの皆様のご期待に応えられるものとなりますよう、さらなる技術発展と信頼性の向上に努めてまいります。DEPP工法についての皆様のご質問やご要望を、当ホームページを通じてお寄せ頂ければ幸いです。
DEPP工法紹介スライド 
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